みんなの公共サイト運用モデルの「目標を達成するための取組み」「継続的な検証と改善の取組み」の中に、「ユーザー評価」という項目があります。
日本ウェブアクセシビリティ普及ネットワークでは、ユーザー評価・ニーズ調査協力施設と「ユーザー評価」を実施しています。2013年12月~2014年1月にかけて実施したユーザー評価の一部をご報告いたします。
2013年12月26日 神戸アイライト協会 高尾さま(お持ちの障害:全盲)
全盲の高尾さんはFocusTalkを主に使われていますが、NVDAもPC-Talkerも使いこなされています。
高尾さんの解説入りのPC使用風景動画を撮影させていただいたので、情報バリアフリーポータルサイトに公開予定です。
2014年1月7日 NPO法人神戸ライトハウス 川原井さま(お持ちの障害:弱視)
弱視の川原井さんはハイコントラスト画面でPCを閲覧されています。普段さまざまなホームページを閲覧している中で、画像や文字がハイコントラスト画面では表示されていないことがあるそうです(背景画像に設定されている為だと思われます)。その場合は「あきらめる」とのことでした。
川原井様からも動画アップOkとの了承をいただいたので、また情報バリアフリーポータルサイトに公開いたします。
2014年1月18日 NPO法人アイ・コラボレーション 日野さま(お持ちの障害:脊髄性筋萎縮症)
指にはめる小さなマウスを器用に操作し、スクリーンキーボードを操作する日野さん。
動画も快く撮らせてくれたので、編集して、また情報バリアフリーポータルサイトに掲載します。
2014年1月29日 NPO法人アイ・コラボレーション Kさま(お持ちの障害:肢体不自由)
身体を動かすのが困難で声でパソコンを操作しているKさんにユーザ評価をしていただきました。 音声認識操作(windowsVista標準装備)を使用して、全て声だけで操作していらっしゃいます。
「番号表示」とマイクを通して命令すると、リンクが貼られているであろう箇所に番号が振り分けられます評価していただいたページでは、番号が80を超えていました。
「マウスグリッド」と命令すると、九つのエリアに分かれます。 目的の箇所の番号を命令し、だんだん的が絞られてきて、最終的にピンポイントでマウスポインタが動きます。
動画もとらせていただいたので、ご本人に確認して、問題なければ後日、情報バリアフリーポータルサイトに公開いたします。
他にもご協力してくださった方々がいるので、許可がとれたら、またブログにアップいたします。