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実装チェックリスト 等級AAA(HTML版)

実装チェックリスト 等級AAAについて

試験では、まず実装チェックリスト例を使用して、実装チェックを行います。以下の実装チェックリストは、当ネットワークがUnderstanding WCAG 2.0(日本語訳)Techniques for WCAG 2.0(日本語訳)(日本語訳)を元にして、ウェブアクセシビリティ基盤委員会「JIS X 8341-3:2010 試験実施ガイドライン」を参考に独自に作成したものです。HTML版は閲覧のみとしてください。間違いを発見された際は、ご連絡をいただければ修正いたします

実装チェックリスト項目 等級AAA
検証項目 実装番号
7.1.2.6収録済みの音声コンテンツの手話通訳に関する達成基準
1.映像ストリームに手話通訳を含める G54
7.1.2.7収録済みの映像コンテンツの拡張した音声ガイドに関する達成基準
  • 1.ムービーに拡張した音声ガイド付を提供する
  • ※映像トラックにある情報のすべてが音声トラックですでに提供されている場合には、音声ガイドを必要としない
7.1.2.8収録済みのメディアの代替コンテンツに関する達成基準
状況 A: 収録済の同期したメディアの場合:
  • 1.時間の経過の伴い変化するメディアに対して代替コンテンツを提供する
状況 B: 収録済みの映像しか含まないコンテンツの場合:
1.時間の経過に伴って変化するメディアの映像しか含まないコンテンツに対して代替コンテンツ(書き起こしテキスト)を提供する G159
7.1.2.9ライブの音声しか含まないコンテンツの代替コンテンツに関する達成基準
  • 1. いずれかを用いる
  • 1-a.予め用意されたスピーチ原稿のトランスクリプト、又は台本通りのコンテンツの場合には台本へのリンクを提供する
  • 1-b. ライブの音声しか含まないコンテンツに対して、テキストベースの代替コンテンツを提供する
  • 1-c. ライブの音声キャプションサービスをウェブページに組み込む
7.1.4.6より十分なコントラストに関する達成基準
状況 A: 太字でないテキストが18ポイント(日本語は22ポイント)未満、太字のテキストが14ポイント(日本語は18ポイント)未満の場合:
  • 1.いずれかを用いる
  • 1-a.テキスト(及び画像化された文字)とその背景の間に、少なくとも7:1以上のコントラスト比をもたせる
  • 1-b.背景色及びテキストの色を指定せず、その初期設定を変更するウェブコンテンツ技術の機能を用いない
  • 1-c.十分なコントラスト比のあるコントロールを提供して、利用者が十分なコントラストのある表現に変換できるようにする
状況 B: 太字でないテキストが少なくとも18ポイント(日本語は22ポイント)以上、太字のテキストが少なくとも14ポイント(日本語は18ポイント)以上の場合:
  • 1.いずれかを用いる
  • 1-a.テキスト(及び画像化された文字)とその背景の間に、少なくとも4.5:1以上のコントラスト比をもたせる
  • 1-b.背景色及びテキストの色を指定せず、その初期設定を変更するウェブコンテンツ技術の機能を用いない
  • 1-c.十分なコントラスト比のあるコントロールを提供して、利用者が十分なコントラストのある表現に変換できるようにする
7.1.4.7小さい背景音又は背景音なしに関する達成基準
  • 収録済みの音声しか含まないコンテンツで、前景に主として発話を含み、音声CAPTCHA又は音声ロゴではなく、かつ、例えば、歌、ラップなどのように、主として音楽表現を意図した発声ではないものについては、次の挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たさなければならない。
  • 1-a.背景音なし:音声は背景音を含まない。
  • 1-b.消去:背景音を消すことができる。
  • 1-c.20デシベル:背景音は、前景にある発話のコンテンツより少なくとも20デシベルは低い。ただし、継続時間が2秒以内で発生頻度が低い背景音は除く。
7.1.4.8視覚的な表現に関する達成基準
テキストブック(テキストの一文よりも長いもの)の視覚的な表現には、次を実現するメカニズムを提供しなければならない。
※これは複数の要件から成る達成基準なので、次の要件それぞれについて、番号付きの項目の中から1つを満たさなければならない。
  • 1.いずれかを用いて、利用者が、前景色とを背景色と選択できるようにする。
  • 1-1.メインコンテンツのテキスト及び背景の色を指定せず、バナー、特集記事及びナビゲーションなどのようにメイン ではないコンテンツのテキスト及び背景の色をCSSで指定する
  • 1-2.CSSで、テキスト及び背景の色は指定せずに、ウェブページの各領域の範囲を明確にするためのボーダーやレイアウトを指定する
  • 1-3.一般に入手可能なユーザーエージェントで、テキストのブロックの前景及び背景を変更できるウェブコンテンツ技術を用いる
  • 1-4.背景色及びテキストの色を指定せず、その初期設定を変更するウェブコンテンツ技術の機能を用いない
  • 1-5.背景及び前景の色を複数から選択できるツールをウェブページ上で提供する
  • 2.いずれかを用いて、1行の長さを、半角文字(英数字以外も含む。)で80文字以内(日本語、中国語及び韓国語の場合は、40文字以内。)に収める。
  • 2-1.閲覧している画面の幅を狭めた際に、ユーザーエージェントによるテキストの折り返しを妨げない
  • 2-2.カラム幅に相対サイズを用いて、ブラウザの画面サイズを変更しても各行の文字数が平均80字(日本語は40字)以下を維持できるようにする
  • 3.いずいずれかを用いて、テキストが、均等割付けされていない[両端揃えではない]ようにする。
  • 3-1.CSSでテキストの配置を左寄せ又は右寄せに指定する
  • 3-2.テキストの両端揃えを解除するメカニズムを提供する
  • 3-3.テキストを左寄せ又は右寄せにする
  • 4.いずれかを用いて、段落中の行送りが、少なくとも1.5文字分あるようにする。かつ、段落の間隔は、その行送りの少なくとも1.5倍以上あるようにする。
  • 4-1.行送りや段落の間隔を広げるボタンをウェブページ上に提供する
  • 4-2.行送りをCSSで指定する
  • 5.いずれかを用いて、支援技術を用いてなくても、テキストサイズを200%まで変更できて、利用者が全画面表示にしたウィンドウで1行のテキストを読むときに横スクロールする必要がないようにする。
  • 5-1.閲覧中のウィンドウ幅を狭くしたときに、ユーザーエージェントによるテキストの折り返しを阻まない
  • 5-2.リキッドレイアウトを用いる。かつ次の実装方法の一つ以上を用いて、コンテンツにあるその他の大きさと相対的な大きさにする
    • a.パーセントを用いてフォントサイズを指定する
    • b.キーワードを用いてフォントサイズを指定する
    • c.em単位を用いてフォントサイズを指定する
    • d.コンテナのサイズにCSSのパーセント値を用いる
    • e.テキストサイズに応じて拡大するように、サイズ及びポジションを定める
  • 5-3.利用者が1行のテキストを読むのに横スクロールしないですむレイアウトに変換するオプションをコンテンツ内で提供する
7.1.4.9画像化された文字に関する例外のない達成基準
  • 画像化された文字は、装飾だけを目的に用いられているものであるか、又は特定の形でテキストを表現することが伝えたい情報にとって必要不可欠であるものか、のいずれかでなければならない。
  • ※ロゴタイプ(ロゴ又はブランド名の一部である文字)は、必要不可欠なものであるとみなすいずれかを用いる
  • 1-a.CSSを用いて、テキストの視覚的な表現を制御する
  • 1-b.CSSを用いて、テキストを画像化された文字に置き換え、変換するユーザーインタフェースコントロールを提供する
  • 1-c.情報と構造を表現から分離して、異なる表現を可能にする
7.2.1.3キーボード操作に関する例外のない達成基準
※7.2.1.1と同様の項目である。7.2.1.3には例外事項がない。
1.HTMLのフォーム・コントロール及びリンクを用いる H91
2.キーボードがトリガーとなるイベント・ハンドラを提供する G90
7.2.2.3制限時間なしに関する達成基準
制限時間が、コンテンツが提示するイベント又は動作の必要不可欠な部分であってはならない。ただし、インタラクティブではない同期したメディア及びリアルタイムのイベントは除く。
1.利用者が制限時間なしでタスクを完了できるようにする G5
7.2.2.4中断に関する達成基準
利用者が中断を延期又は抑制することができなければならない。ただし、緊急を要する中断は除く。
  • 1.次のいずれかを用いる
  • 1-a.コンテンツの更新を延期するメカニズムを提供する
  • 1-b.自動的に更新するのではなく、利用者がコンテンツの更新を要求するメカニズムを提供する
  • 1-c.スクリプトを用いて、不可欠ではないアラートの表示を任意にする
7.2.2.5再認証に関する達成基準
認証済みのセッションが切れた場合は、再認証後でもデータを失うことなく利用者が操作を継続できるようにしておかなければならない。
  • 1.次の実装技術の一つを使用することでデータを損うことなく継続することができる選択肢を提供する
  • 1-a.利用者が再認証した後に利用できるようにデータを保存する
  • 1-b.利用者のデータを、再認証したページで非表示データ又は暗号化されたデータとしてエンコードする
7.2.3.23回のせん(閃)光に関する達成基準
ウェブページには、どの1秒間においても3回閃光を放つものがあってはならない。
1.どの1秒間においても、コンテンツに3回よりも多く閃光を放つコンポーネントがないことを確認する G19
7.2.4.8現在位置に関する達成基準
  • 1.ウェブページ一式の中での利用者の現在位置に関する情報が提供する為に、いずれかを用いる
  • 1-1.パンくずリストを提供する
  • 1-2.サイトマップを提供する
  • 1-3.ナビゲーションバー内で現在位置を示す
  • 1-4.技術特有の実装方法を用いて、そのウェブページとその他の多くのウェブページとの関係を示す(link要素及びナビゲーションツールを用いる[rel属性、href属性])
7.2.4.9リンクの目的に関する達成基準
  • 1.リンクの目的を説明したリンクテキストを提供する
  • 次の実装技術の一つを使用する
  • 1-a.a 要素のリンクの目的を説明するテキストリンクを提供する
  • 1-b.イメージマップの area 要素に代替テキストを提供する
  • 2.次の技術特有の実装方法の一つを用いて、利用者が短めのリンクテキスト又は長めのリンクテキストを選べるようにする
  • 2-a.ウェブページの先頭近くに、リンクのラベルを変更するコントロールを提供する
  • 2-b.スクリプトを用いて、リンクのラベルを変更する
  • 3.次の実装方法の一つを用いて、リンクの目的を補足説明する
  • 3-a.CSSを用いて、リンクテキストの一部を非表示にする
7.2.4.9リンクの目的に関する達成基準
1.見出しを用いてウェブページを構造化する G141
7.3.1.3一般的ではない用語に関する達成基準
状況 A: 単語又は語句にそのウェブページ特有の意味がある場合:
  • 1.一般的ではない、又は限定された用法で用いられている単語や語句の定義を提供する
  • ウェブページ上で単語や語句の初出時に、以下のいずれかの方法を用いる
  • 1-1.定義にリンクする
  • 1-1-a.定義リストを用いる
  • 1-1-b.link要素を用いて、 用語集にリンクする
  • 1-2.インラインの定義を用いる
  • 1-2-a.dfn要素を用いて、単語の定義対象を特定する
  • 2.一般的ではない、又は限定された用法で用いられている単語や語句の定義を提供する
  • その単語又は語句がウェブページ上に出現する度に、以下のいずれかの方法を用いる
  • 2-1.定義にリンクする
  • 2-1-a.定義リストを用いる
  • 2-1-b.link要素を用いて、 用語集にリンクする
  • 2-2.用語集を用いる
  • 2-3.オンライン辞書を検索する機能を提供する
状況 B: 単語又は語句の意味が、同じウェブページ内で異なる場合:
  • 1.一般的ではない、又は限定された用法で用いられている単語や語句の定義を提供する
  • その単語又は語句がウェブページ上に出現する度に、以下のいずれかの方法を用いる
  • 1-1.定義にリンクする
  • 1-1-a.定義リストを用いる
  • 1-1-b.link要素を用いて、 用語集にリンクする
  • 1-2.インラインの定義を用いる
  • 1-2-a.dfn要素を用いて、単語の定義対象を特定する
7.3.1.4略語に関する達成基準
状況 A: 略語がそのウェブページ内で一つの意味しか持たない場合:
  • 1.略語の元の語又は説明を提供する
  • ウェブページ上で略語の初出時に、以下のいずれかの方法を用いる
  • 1-a.元の語のすぐ後に略語を提供する
  • 1-b.定義にリンクする
  • 1-c.abbr要素及びacronym要素を用いて、略語の定義を提供する
  • 2.略語の元の語又は説明を提供する
  • その略語がウェブページ上に出現する度に、以下のいずれかの方法を用いる。
  • 2-a.定義にリンクする
  • 2-b.用語集を用いる
  • 2-c.link要素を用いて、用語集にリンクする
  • 2-d.オンライン辞書を検索する機能を提供する
  • 2-e.abbr要素及びacronym要素を用いて、略語の定義を提供する
状況 B: 略語が同じウェブページで異なるものを意味している場合:
  • 1.略語の元の語又は説明を提供する
  • その略語がウェブページ上に出現する度に以下のいずれかの方法を用いる。
  • 1-a.定義にリンクする
  • 1-b.abbr要素及びacronym要素を用いて、略語の定義を提供する
7.3.1.5読解レベルに関する達成基準
この達成基準には、サイトによって異なる方法で対処することができる。
1.中学校教育レベルを超えた読解力を必要としないテキストで要約を提供する G86
2.アイデア、事象及びプロセスの説明を理解しやすくするために、視覚的な図画、写真及びシンボルを提供する G103
3.テキストの音声バージョンを提供する G79
4.テキストを読みやすくする G153
5.コンテンツを利用するのに理解が不可欠な情報、アイデア及びプロセスの手話バージョンを提供する G160
7.3.1.6発音及び読み仮名に関する達成基準
  • 1.いずれかを用いる
  • 1-1.単語のすぐ後に発音(読み)を提供する
  • 1-2.発音(読み)にリンクする
  • 1-3.そのコンテンツ特有の発音があったり、発音で意味が変わるような単語の発音に関する情報を含む用語集を用いる
  • 1-4.次に挙げる、技術特有の実装方法を用いて、発音の情報を提供する
  • 1-4-a.ruby要素を用いる
  • 1-4-b.オフにすることが可能な標準的な発音区別符号を用いる
7.3.2.5利用者の要求による状況の変化に関する達成基準
状況 A: ウェブページが自動更新を行う場合:
1.自動的に更新するのではなく、利用者がコンテンツの更新を要求するメカニズムを提供する G76
状況 B: 自動リダイレクトが可能な場合:
  • 1.いずれかを用いる
  • 1-a.クライアントサイドではなく、サーバサイドで自動リダイレクトを実装する
  • 1-b.クライアントサイドの瞬間的なリダイレクトを用いる
状況 C: ウェブページがポップアップウィンドウを用いる場合:
  • 1.次の実装方法の一つを用いてポップアップウィンドウを表示する
  • 1-a.target属性を用いて、利用者の要求に応じて新しいウィンドウを開き、そのことをリンクテキストで明示する
  • 1-b.プログレッシブ・エンハンスメントを用いて、利用者の要求に応じて新しいウィンドウを開く
状況 D: select要素上でonchangeイベントを用いる場合:
1.状況の変化を引き起こすことのないように、select要素のonchangeイベントを用いる SCR19
7.3.3.5ヘルプに関する達成基準
状況 A: フォームがテキスト入力を求める場合:
  • 1-a.すべてのウェブページにヘルプへのリンクを提供する
  • 1-b.ウェブページでアシスタントによるヘルプを提供する
  • 1-c.スペルチェック機能を提供し、テキスト入力の修正候補を提示する
  • 1-d.フォーム又はテキスト・フィールド一式の先頭に、必要とされる入力フォーマットを説明するテキストの説明文を提供する
状況 B: フォームが所定のデータフォーマットでのテキスト入力を求める場合:
  • 1-a.求められるデータ形式及び入力例を提供する
  • 1-b.フォーム又はテキスト・フィールド一式の先頭に、必要とされる入力フォーマットを説明するテキストの説明文を提供する
7.3.3.6エラー回避に関する例外のない達成基準
状況 A: アプリケーションで、購入又は所得税申告の提出のように、法的なトランザクションが発生する場合:
  • 1.いずれかを用いる
  • 1-a.フォームの送信後に、利用者が注文を変更又はキャンセルできる一定の時間を提供する
  • 1-b.送信する前に、利用者が回答を確認及び修正できるようにする
  • 1-c.送信ボタンに加えてチェックボックスを提供する
状況 B: 利用者のアクションによって情報が削除される可能性がある場合:
  • 1.いずれかを用いる
  • 1-a.消去した情報を元に戻せるようにする
  • 1-b.選択されたアクションを続行するために確認を求める
  • 1-c.送信ボタンに加えてチェックボックスを提供する
状況 B: 利用者のアクションによって情報が削除される可能性がある場合:
  • 1.いずれかを用いる
  • 1-a.送信する前に、利用者が回答を確認及び修正できるようにする
  • 1-b.選択されたアクションを続行するために確認を求める

※上記の内容について「難しい」「解読している時間が無い」という方は、「ウェブアクセシビリティ実例集【2012年度】」をご購入ください。WCAG2.0解説書に基づき、WCAG 2.0 実装方法集を図解しています。

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